【北海道 千歳市】LINE公式アカウントの友だち登録数が増加した企画力に迫る!「プレゼント企画」「電子クーポンの配信」など市内外に広くPRする理由とは?

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北海道千歳市による自治体LINE公式アカウントの活用事例。スマート公共ラボは、LINE公式アカウントを活用し自治体業務のDXを実現できるサービス。広報のセグメント発信から、AIチャットボットを活用しごみ捨て情報のお問合せや、コロナワクチン予約システムによる各種申請・予約などの自治体業務をデジタル化することができます。
千歳市役所 本庁舎

北海道千歳市はスマート公共ラボ with LINE SMART CITY GovTech プログラムを導入し、2022年2月7日より千歳市LINE公式アカウントをリニューアル公開いたしました。セグメント配信やチャットボットを活用して情報発信を強化するだけでなく、プレゼント企画の実施や、市外の方に向けて千歳市の魅力を発信するなど、さまざまな取り組みをされています。それでは、千歳市のご担当者の方に、導入後に実感した情報発信力や課題を解決してきた導入事例を教えていただき、可能性に満ちた今後の展望も伺ってみましょう!

情報発信の強化と
千歳市らしさの発信


—まず、千歳市のことや所属している部署について教えてください

I氏:支笏洞爺国立公園をはじめとする、雄大な自然環境に囲まれているまち、千歳市は、 北海道の空の玄関口となっている「新千歳空港」を核とし、「陸・海・空」ともに抜群のアクセスを誇り、北海道の観光拠点となっています。所属している企画部政策推進課は、千歳の魅力を市内外に発信したり、情報発信の体制づくりを行っています。


—スマート公共ラボ with LINE SMART CITY GovTech プログラムを導入する前に、千歳市として抱えていた課題はありましたか?

I氏:2020年に市のローカル新聞が休刊となったことや、新型コロナウイルスにより目まぐるしく変化する状況に対応するため、市の情報発信の見直しを行っており、特にプッシュ型の情報発信の必要性を感じていました。


—導入を決定された理由を教えてください

I氏:LINEの地方公共団体プランに加入し、運営していましたが、新型コロナ情報を中心に多くの情報をすべての利用者に配信していたため、ほしい人にほしい情報を届ける必要性を感じていました。「スマート公共ラボ with LINE SMART CITY GovTech プログラム」を導入することで、セグメント配信やFAQチャットボットなどの便利機能により、利用者の拡大と利便性向上が期待できることが決め手となりました。


—導入を決定してから公開までの作業で、良かった点や優れていると感じられた点はありますか?

I氏:公開準備を進めていると毎日のように新しい課題と直面していましたが、定期的なウェブミーティングだけでなく、日々のやりとりから親身で迅速な対応を行っていただきました。また、ただ機能を構築するだけでなく、「千歳らしさ」のあるリッチメニューのデザインを作成いただいたことに感謝しています。

北海道千歳市による自治体LINE公式アカウントの活用事例。スマート公共ラボは、LINE公式アカウントを活用し自治体業務のDXを実現できるサービス。広報のセグメント発信から、AIチャットボットを活用しごみ捨て情報のお問合せや、コロナワクチン予約システムによる各種申請・予約などの自治体業務をデジタル化することができます。
千歳市の特徴がイラストで表現されているリッチメニュー


—では、導入までに悩んだことや困ったことは?

I氏:便利な機能がたくさんあるため、どの機能をいつ導入するか悩んでいました。担当課によって、業務が多忙な時期が異なるため、プレイネクストラボさんのサポートチームと連携し、機能によって導入時期をずらすことで、様々な機能をスムーズに導入することができました。


市内外に魅力を発信!
若い方も取り込む企画


—スマート公共ラボ with LINE SMART CITY GovTech プログラムを導入後、実際に運用されてみて、これまで抱えていた課題や問題点はどのように改善されましたか?

I氏:千歳市の公式LINEアカウントの利用者数が拡大しました。例えば、大雪などの緊急時に、タイムリーな情報を多くの方に届けることができました。


—千歳市の立地ならではの緊急時にも、強化された情報発信が役に立ったのですね。ところで、公式LINEアカウントから、市外在住者向けの情報を発信されているそうですが、どうしてでしょうか?

I氏:市の魅力を市内外に広く発信したいからです。メニュー切替機能を使うことで、市民向け情報と市外の方も楽しめる情報に切り替えることができるので、より多くの方に千歳のことを知っていただけると考えています。今後はセグメント配信機能でターゲットを市外の方に絞り、ふるさと納税など、市外の方向けの情報を配信していきたいと考えています。

北海道千歳市による自治体LINE公式アカウントの活用事例。スマート公共ラボは、LINE公式アカウントを活用し自治体業務のDXを実現できるサービス。広報のセグメント発信から、AIチャットボットを活用しごみ捨て情報のお問合せや、コロナワクチン予約システムによる各種申請・予約などの自治体業務をデジタル化することができます。
上部のタブで「千歳の魅力」のメニューに切り替わる


—日ハムに関するプレゼント企画も、LINE公式アカウントで実施されているそうですね。理由や狙いを教えてください

I氏:若い世代にも親しんでもらえるアカウントを構築するためです。千歳市公式LINEアカウントの利用者層を分析すると、利用者のほとんどは50代以上の方で、20代以下の割合はわずか9%でした。プレゼント企画は継続して実施することを予定しており、今後は市内事業者の特産品にフォーカスするなど、定期的にプレゼント内容を変更することで、利用者からのブロックも抑制できると考えています。


—実際にプレゼント企画を実施されて、効果や反響はいかがでしたか?

I氏:幅広い年齢層の方に登録いただけるようになったほか、市外の利用者も増えています。また、多くの企業様から「市公式LINEのプレゼント企画で商品をPRしたい」というお声をいただいています。


コロナ禍に打ち勝つ
クーポン配信で事業者も支援


—友だち登録数が大幅に増加し、情報発信力が増すことに繋がった企画は、全国の自治体にとっても参考になりそうです。ほかにも、利用者を増やすための施策はありますか?

I氏:7月から市内の飲食店などで使える電子クーポンを配信しておりまして、市の魅力発信や市内消費喚起を目的としています。千歳市について知りたいことをアンケート調査したところ、「おいしい食べ物」についての関心が一番高かったため、「食」についての情報発信が必要だと考えました。また、感染症拡大により、市内消費にも影響が出ているため、LINEでお店をPRすることで事業者の支援にも繋がると考えています。

北海道千歳市による自治体LINE公式アカウントの活用事例。スマート公共ラボは、LINE公式アカウントを活用し自治体業務のDXを実現できるサービス。広報のセグメント発信から、AIチャットボットを活用しごみ捨て情報のお問合せや、コロナワクチン予約システムによる各種申請・予約などの自治体業務をデジタル化することができます。
実際に配信された電子クーポン


—消費者も事業者も、双方が幸せになれる取り組みですね。電子クーポンの配信をされてみて、いかがでしたか?

I氏:導入して間もないため、市民の方からの反応はまだ確認できていませんが、クーポンについても多くの事業者様から掲載依頼をいただいています。市政情報の発信だけでは市の魅力を伝えきれないため、事業者様と一緒に魅力を伝えていきたいと考えています。


利便性が口コミで広まり
友だち登録数が増加


—ところで、LINEから簡単に「損傷報告」をできる機能も活用されているそうですが、感触はいかがでしょうか

I氏:市民の方から情報をいただけることで、より効率的に道路の修復ができるようになりました。また、市民の方からも「簡単に通報できて便利だ」というお声をいただいています。


—実際に市民の方も、便利に活用されている様子が目に浮かびます。スマート公共ラボ with LINE SMART CITY GovTech プログラムに対して、住民や職員の方々から反応や感想はありますか?

I氏:多くの市民の方から「千歳の情報が分かるようになった」というお声をいただきます。また、市民の間の口コミによっても利用者も増えています。

北海道千歳市による自治体LINE公式アカウントの活用事例。スマート公共ラボは、LINE公式アカウントを活用し自治体業務のDXを実現できるサービス。広報のセグメント発信から、AIチャットボットを活用しごみ捨て情報のお問合せや、コロナワクチン予約システムによる各種申請・予約などの自治体業務をデジタル化することができます。
LINEの友だち登録数をアップする施策で
QRコードをかぶったヒーロー戦隊が登場!


大人も子どもも楽しめる
ユニークな活用策を企画中


—今回のお話を伺っていると、千歳市LINE公式アカウントを活用することで、まだ経験したことのないような可能性が広がっていく、楽しい未来を感じました。今後、LINEの活用において、どのような新しいコンテンツや使い方を予定されていますか?

I氏:市内回遊を促進するために、LINEを使ったデジタルスタンプラリーの実施を予定しています。単なる情報発信のツールとしてLINEを使うのではなく、大人から子どもまで楽しみながら千歳の魅力を届けられるよう、引き続き活用策を検討していきたいと考えています。

北海道千歳市による自治体LINE公式アカウントの活用事例。スマート公共ラボは、LINE公式アカウントを活用し自治体業務のDXを実現できるサービス。広報のセグメント発信から、AIチャットボットを活用しごみ捨て情報のお問合せや、コロナワクチン予約システムによる各種申請・予約などの自治体業務をデジタル化することができます。
9月下旬~10月中旬頃にひまわりが咲き誇る「パレットの丘」
北海道千歳市による自治体LINE公式アカウントの活用事例。スマート公共ラボは、LINE公式アカウントを活用し自治体業務のDXを実現できるサービス。広報のセグメント発信から、AIチャットボットを活用しごみ捨て情報のお問合せや、コロナワクチン予約システムによる各種申請・予約などの自治体業務をデジタル化することができます。
限りなく透明な輝きを放つ「支笏湖」

スマート公共ラボ with LINE SMART CITY GovTech プログラムを、情報発信ツールとして活用することはもちろん、プレゼント企画やクーポンの配信など、千歳市を盛り上げる施策も多く実施されています。実際に友だち登録数が増加するなど効果を上げている企画例は、全国の自治体にとっても参考になりそうですね。今後も新しい施策を期待できる千歳市LINE公式アカウントは、多くの方から注目を集めるはず。自治体からの情報発信によって、情報の周知だけでなく、市を盛り上げる「町おこし」にも繋がっていく様子を垣間見ることができました。スマート公共ラボ with LINE SMART CITY GovTech プログラムには、まだまだ大いなる可能性が満ちあふれているようです。

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