【レポート】第3回スマート公共ラボ活用事例セミナー~行政業務に最適化したセグメント配信の応用~

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スマート公共ラボは、LINE公式アカウントを活用し自治体業務のDXを実現できるサービス。広報のセグメント発信から、AIチャットボットを活用しごみ捨て情報など様々なお問合せをLINEで対応でき、また、コロナワクチン予約システムなどオンラインで各種申請、予約や、住民票のコピーなど決済まで完結できる電子申請など様々な自治体業務をデジタル化することができます。

プレイネクストラボ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:柏 匠、以下 プレイネクストラボ)は、GovTechプログラムの「スマート公共ラボ」で提供している最新の行政DX事例を紹介する無料オンラインセミナーの第3回を5月23日(火)に開催しました。今回は「行政業務に最適化したセグメント配信の応用」がテーマ。このブログでは、セミナーの内容をわかりやすくレポートします。

スマート公共ラボの概要

「スマート公共ラボ」とは、自治体職員の業務効率化と住民の満足度向上をサポートするサービス。「役所に行かない・窓口で待たない・文字を書かない」を叶える自治体のデジタル総合窓口として全国約70の自治体で活用されています。

スマート公共ラボでは、with LINE SMART CITY GovTechプログラム導入によって、LINE公式アカウントで提供する標準機能に加えて、様々な機能を利用可能。公的個人認証に対応した電子申請もでき、行政の手続きをスマートフォンでスムーズに行えます。

リッチメニューをカスタマイズして、各自治体のテーマやホームページに合わせたデザインに仕上げることも。目的に応じて、活用や機能のカスタマイズにも柔軟に対応しています。

セグメント配信機能

GovTechプログラム導入で提供できる機能のひとつが、今回のテーマである「セグメント配信」。適切な対象者に絞り込んでメッセージを配信することで、住民それぞれのニーズに合った情報を提供できます。

セグメント配信の基本機能は、カテゴリーに応じた多彩なメッセージ、配信ジャンル・属性情報での配信対象絞り込み、手動配信、予約配信、繰り返し配信、メールマガジンとの連携。自治体の活用事例としては、地区別のごみ収集日リマインド通知や防災情報通知、生年月日による健診等の自動通知、保護者のみへの学校情報通知などがあります。

受信設定の項目は、市政情報や防災情報といった自治体から発信したい情報と、子育て情報など住民のニーズが高い情報を掛け合わせて決めるのがおすすめ。システム構築の際は設計書サンプルを用いて、実際の導入事例の紹介やデモンストレーションを行いながら設定を丁寧にサポートします。

スマート公共ラボは、LINE公式アカウントを活用し自治体業務のDXを実現できるサービス。広報のセグメント発信から、AIチャットボットを活用しごみ捨て情報など様々なお問合せをLINEで対応でき、また、コロナワクチン予約システムなどオンラインで各種申請、予約や、住民票のコピーなど決済まで完結できる電子申請など様々な自治体業務をデジタル化することができます。

セグメント配信の用途に応じた使い分け

セグメント配信では、用途に合わせて機能を使い分けることで、より効果的に情報発信が可能。緊急性の高い「即時配信」、予定されている情報を提供する「予約配信」、特定の曜日や日付、年齢に応じた「リマインド配信・定期配信」、メールと同じ内容をLINEに送れる「外部配信設定」を利用できます。

例として、「即時配信」は災害情報や地域に関連したニュース速報、「予約配信」は営業時間や各種イベント情報、「リマインド配信・定期配信」はごみ捨て日や定期検診といった情報に活用されています。「外部配信設定」では既存のメールマガジンやLアラートと連携させて、LINEに情報を転送することが可能。

セグメント配信の設定方法

セミナーでは管理画面を共有して、実際にセグメント配信のフォーム作成や配信のデモンストレーションを実施しました。フォームの作成は、帳票作成タブから行います。画面は左側に設定画面、右側はプレビュー画面となっており、作っている内容をリアルタイムで確認できるのが特長。アンケートや連絡フォーム、受信情報設定といったテンプレートを流用して作ることもできます。

スマート公共ラボは、LINE公式アカウントを活用し自治体業務のDXを実現できるサービス。広報のセグメント発信から、AIチャットボットを活用しごみ捨て情報など様々なお問合せをLINEで対応でき、また、コロナワクチン予約システムなどオンラインで各種申請、予約や、住民票のコピーなど決済まで完結できる電子申請など様々な自治体業務をデジタル化することができます。

帳票作成には「追加型」と「更新型」があり、用途によって使い分け可能。追加型は1人が新しい回答を何度でも答えられるため、アンケートなどに利用できます。一方の更新型は、回答が保持される仕様。セグメント配信に活用すると、ユーザーが前の回答を元に自分のほしい情報をアップデートすることができます。

帳票の設定は視覚的に行えるようになっており、+ボタンから簡単にカテゴリーを追加。氏名や電話番号を入力できる「記述式」、自由記入に使える「段落」のほか、チェックボックス、プルダウンなど豊富な選択タイプも用意されており、内容に合わせた適切な形式で作成できます。

配信画面は、過去の配信や予約した配信の一覧を確認できる仕様。新規手動配信をクリックすると、配信の作成画面に飛び、タイトルや配信先を設定できます。配信先は「すべての友だち」と「絞り込み」に分かれており、絞り込みでは帳票作成で作った帳票の中から、セグメント配信したいものを選択。さらに条件を絞り込むことで、希望者だけに情報を届けられます。

スマート公共ラボは、LINE公式アカウントを活用し自治体業務のDXを実現できるサービス。広報のセグメント発信から、AIチャットボットを活用しごみ捨て情報など様々なお問合せをLINEで対応でき、また、コロナワクチン予約システムなどオンラインで各種申請、予約や、住民票のコピーなど決済まで完結できる電子申請など様々な自治体業務をデジタル化することができます。

例えば市政情報の場合、「まちづくり」と「イベント情報」両方の登録者、「まちづくり」または「イベント情報」どちらかの登録者というようにand条件、or条件で絞り込むことができます。また、ごみの収集×地域といったカテゴリーの組み合わせにも適用できます。

配信スケジュールは、細かく設定可能。即時配信はもちろん、期間を設定して定期的に配信したり、任意の日付に合わせたり、除外日を設けたりと、複雑な配信スケジュールにも対応しています。

配信コンテンツは、テキストと画像のほか、リンクを挿入した画像も送信できます。カスタマイズ可能なフレックスメッセージもあり、管理画面からアクセスできるウェブアプリで加工して配信している自治体も。最後にテスト配信ができるので、内容や誤字脱字を確認したうえで本配信を行えます。

外部配信

メールマガジンを転送できる外部配信も、全体配信とセグメント配信に対応。配信条件から特定のキーワードを登録すると、メールの件名か内容にそのキーワードがある場合だけ配信することができます。様々なメールマガジンを運用していても、予め設定を振り分けておくことで、適切なセグメント配信が可能となっています。

スマート公共ラボは、LINE公式アカウントを活用し自治体業務のDXを実現できるサービス。広報のセグメント発信から、AIチャットボットを活用しごみ捨て情報など様々なお問合せをLINEで対応でき、また、コロナワクチン予約システムなどオンラインで各種申請、予約や、住民票のコピーなど決済まで完結できる電子申請など様々な自治体業務をデジタル化することができます。

リマインド配信

カレンダー機能と連携した予約日配信設定では、予約をした人にリマインドを送信。日付配信設定では、ユーザーの生年月日を起点としてリマインドを設定できるため、健診など未来に起こるイベント情報の配信に活用されています。

スマート公共ラボは、LINE公式アカウントを活用し自治体業務のDXを実現できるサービス。広報のセグメント発信から、AIチャットボットを活用しごみ捨て情報など様々なお問合せをLINEで対応でき、また、コロナワクチン予約システムなどオンラインで各種申請、予約や、住民票のコピーなど決済まで完結できる電子申請など様々な自治体業務をデジタル化することができます。

Lアラートオプション

Lアラートから発信される情報を適切な文面に調整して、LINEで住民へ配信。現在は避難情報、避難所情報、緊急速報メール、国民保護情報に対応しています。ほかのカテゴリーの情報も順次対応する予定。

自治体の活用事例

福岡県庁ではセグメント配信を活用し、Lアラート配信やフレックスメッセージを使ったデザイン性の高い配信を実施。LINEアカウントのリニューアル以降、友だち登録数が約9万人増え、多くの人が情報を受信しています。

鳥取県鳥取市では「ごみ分別チャットボット」を導入。燃えるごみの種別と地域別で配信スケジュールを組むと約3,000通りありますが、スマート公共ラボのシステムではそのパターンを網羅。地域別のリマインド配信に活用されており、運用開始から友だち登録数も増加しています。

まとめ

今回のセミナーでは、セグメント配信の主な機能と併せて、管理画面の設定や配信方法についても詳しく紹介しました。住民それぞれのニーズに合わせた情報を、予約、リマインド、メルマガ連携などの適切な方法で発信できるのが魅力。より効率的かつピンポイントに情報を届けたい場合に重宝するシステムとなっています。

プレイネクストラボは今後も、LINEアカウントを活用した「with LINE SMART CITY GovTech プログラム」による充実した機能と、公的個人認証に対応した「電子申請」によって、行政サービスのデジタル化を実現していきます。

次回イベントの参加にご興味ある方は、スマート公共ラボLINE公式アカウントにご登録いただき、新着情報をお待ちください。

LINE ID @169hntco
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