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第11日目「“予約システム”で感染症を予防する」
コロナ禍に打ち勝つために、多くの自治体でスマート公共ラボのLINE GovTechプログラムを活用し、さまざまな取り組みが行われています。
たとえば、新型コロナワクチンの予約受付から接種当日まで、信頼度の高い予約システムによって、混乱なくスムーズに実施されています。また、キャンセル枠が発生した際にも、セグメント配信などを活用し、速やかに対応しています。
そこで、課外授業第11日目は、感染症の予防にも繋がっているLINEの予約システムなど、新型コロナウイルスに対応する、LINE GovTechプログラムの活用例をご紹介いたしましょう。
①「新型コロナワクチン接種」の予約受付
まず、新型コロナワクチン接種に関する情報を発信する際に、住民の年齢や居住地などを設定し、届けるべき方にピンポイントで届けられる「セグメント配信機能」が活躍しています。そして、情報を受け取った住民は、その場ですぐにLINEを操作して、予約をすることができます。
ケータイ・スマホ利用者の82%(※1)がLINEを利用しているため、自治体から発信した情報が多くの住民に届きやすく、重要な情報の周知に役立ちます。
たとえば、北海道の滝上町役場では、新型コロナワクチン接種に予約システムを活用することを決定し、LINE GovTechプログラムを導入しました。そして実際に、予約受付から接種の当日はもちろん、キャンセル枠の予約受付においても特に混乱のない、スムーズな実施に成功しています。
※1. 2022.5 NTTドコモ モバイル社会研究所調べ
記事リンク<【北海道滝上町】ワクチン接種にLINEを活用した現場の声>
②「キャンセル枠」もすぐに埋まる
新型コロナワクチンのキャンセルが発生した際にも、LINEで即座にキャンセル枠を住民に通知でき、ワクチンを必要としている方に情報が迅速に届きます。ホームページやチラシといった従来より活用されている方法と併用し、LINEでも情報を発信することで、より多くの方に情報が届くため、ワクチンの廃棄を防ぐことにも繋がります。
このように、緊迫した事態が発生した際にも、LINE GovTechプログラムを活用すれば、即座に課題が解決します。住民にとってもキャンセル枠のお知らせを確実に受け取ることができるため、新型コロナウイルスに対する最善策をとることができます。
③「最新情報」の迅速な配信
たとえば、陽性者の人数をLINEで発信することで、新型コロナウイルスの状況を把握しやすくなります。状況によって不要不急の外出を控えるようにし、人が多い場所に近寄らないようにするなど、感染予防を徹底することができます。
また、最新の統計をLINEで手軽に受け取ることができるため、医療従事者だけでなく、一般の方々にとっても、病院に訪れる人数を想定しやすくなるといった活用法も考えられます。
LINE GovTechプログラムの機能を活用し、新型コロナウイルスに関する最新情報を迅速に周知することで、住民や職員の安全安心を力強くサポートしています。
④「予約システム」で感染症予防
地域にある公共施設を予約する際にも、LINEを活用できます。オンライン化された予約システムは、予約人数を正確に把握できるだけでなく、1日ごとに施設を利用する人数を少数に抑えることも可能です。
施設に訪れる人数を制限することで、密集を避けることができるため、感染症予防に繋がることが期待されています。自治体の職員にとっても、窓口や電話応対など、予約に関する作業の負荷が軽減されるといったメリットもあります。
LINE GovTechプログラムの機能は、感染症予防など多方面に効果を発揮し、住民の健康を支えています。
記事リンク<【山形県山形市】施設予約に「LINE」で5,000件超え>
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新型コロナウイルスは世界の状況を一変し、人々の生活や心に大きな影響を与えました。今までに体験したことのない緊急事態に対して、住民の安全安心を守るため、現在も自治体の職員の方々が努力し続けています。
こうした中で、職員の負荷の軽減に役立っているのが、LINE GovTechプログラムです。新型コロナワクチン・キャンセル枠の予約受付、最新情報の発信、施設の予約などにおいて、デジタル化されることで手間が減るだけでなく、数値やグラフで状況を把握しやすくなり、今後の対応を検討しやすくなるといったメリットもあります。今回ご紹介させていただいた、新型コロナウイルスに対応するLINE GovTechプログラムの活用法など、ご興味のある自治体のご担当者の方はお気軽にプレイネクストラボまでご連絡ください。全国の自治体で多くの導入を支援してきた弊社スタッフが、さまざまな不安や課題に寄り添い、解決策を探ってまいります。