【香川県 さぬき市】「スマート公共ラボ with LINE SMART CITY GovTech プログラム」を導入決定から1ヶ月でスピード公開!プッシュ型配信で“職員の情報発信に対する意識の変化”が起きた理由とは?

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香川県さぬき市による自治体LINE公式アカウントの活用事例。スマート公共ラボは、LINE公式アカウントを活用し自治体業務のDXを実現できるサービス。広報のセグメント発信から、AIチャットボットを活用しごみ捨て情報など様々なお問合せをLINEで対応でき、また、コロナワクチン予約システムなどオンラインで各種申請、予約や、住民票のコピーなど決済まで完結できる電子申請など様々な自治体業務をデジタル化することができます。
さぬき市本庁舎とマスコットキャラクター「さっきー」

全国の自治体で抱えている課題のひとつに、情報発信が挙げられます。ホームページやTwitterなどは、住民の方が情報を取りにいく必要があり、読んでいただく機会が少ないといった悩みがありました。そのような中で、最近注目を集めているのが、スマート公共ラボ with LINE SMART CITY GovTech プログラムです。

LINEを活用することで、住民のスマートフォンに情報が即座に届きます。しかも、住民の属性を設定できるセグメント配信機能などを活用すれば、情報を届けたい方にピンポイントで発信することが可能です。

このようなプッシュ型の情報発信を活用し始めた香川県さぬき市では、職員の意識に変化が起きたのだそう。はたして、どのようにして情報発信における意識の変化が起こり、どのような新しい施策が実施されているのでしょうか。今回は香川県さぬき市のご担当者の方に、スマート公共ラボ with LINE SMART CITY GovTech プログラム導入後に感じた変化や実態を伺ってみました。


「デジタル×広報発信」の
相乗効果を狙いたかった


—まず、所属されている部署のことを教えてください

ご担当者:総務部秘書広報課は、広報紙「広報さぬき」の企画編集、市ホームページの掲載管理、LINE公式アカウントの情報発信などを担当しています。プロジェクト推進室は2021(令和3)年に発足し、市長からの特命事項の実践(地域や組織が抱える課題の解決)に取り組んでいます。これまで課題となっていた「情報発信手法の改善(改革)」の一環として、LINE公式アカウントの立ち上げを支援しました。


—では、スマート公共ラボ with LINE SMART CITY GovTech プログラムを導入する以前より、香川県さぬき市として抱えていた課題や問題点はありましたか?

ご担当者:全国の自治体同様、さぬき市でも行政サービスの質の向上につながるデジタル化の取組を推進しています。こうした取組を推進する際には「デジタル化によるメリットを享受できる仕掛けが重要である」と言われますが、残念ながらこれまで市では仕掛け自体が行えていませんでした。

そこで、仕掛けを行う分野のひとつとして目星を付けたのが「広報発信」の分野です。国民共通のデジタルデバイスとして、世代を問わず広く普及するスマートフォンを上手に活用することで「デジタル×広報発信」の相乗効果が狙えるのではないかと考えました。

香川県さぬき市による自治体LINE公式アカウントの活用事例。スマート公共ラボは、LINE公式アカウントを活用し自治体業務のDXを実現できるサービス。広報のセグメント発信から、AIチャットボットを活用しごみ捨て情報など様々なお問合せをLINEで対応でき、また、コロナワクチン予約システムなどオンラインで各種申請、予約や、住民票のコピーなど決済まで完結できる電子申請など様々な自治体業務をデジタル化することができます。
さぬき市本庁舎


導入の決め手は
公開後もカスタマイズできること


—では、スマート公共ラボ with LINE SMART CITY GovTech プログラムの導入を決定された理由を教えてください

ご担当者:さまざまな事業者からサービス提案を受けたのですが、自分たちの使い方に合わせてシンプルに管理運用できることから、スマート公共ラボ with LINE SMART CITY GovTech プログラムの導入を決めました。また、一般的なシステム構築のように「公開=プログラム完成」ではなく、その都度修正しながら、よりよいサービス提供を目指してカスタマイズし続けることができる点も高く評価しました。


公開までの準備期間は
たった1ヶ月程度!


—導入を決定されてから公開まで、作業はスムーズでしたか?

ご担当者:実質1か月程度の準備期間で公開できたことには本当に驚きました。準備期間全体を通じて、自治体職員が自らの手でリッチメニューを作成したり、情報発信の階層構造を学んだりする機会が提供され、公開後のアカウント管理に対する担当職員の不安を和らげることにもつながりました。


プッシュ型の情報発信で
情報発信に対する意識が変化


—公開までの作業で悩んだことや、困ったことはありましたか?

ご担当者:これまで「狙った相手に対して情報を発信する」という意識自体が希薄だったため、セグメント配信の属性設定には最後まで悩みました。この点については、今後も情報発信の知見を蓄積しながら、よりよいあり方を模索するほかないと考えています。

香川県さぬき市による自治体LINE公式アカウントの活用事例。スマート公共ラボは、LINE公式アカウントを活用し自治体業務のDXを実現できるサービス。広報のセグメント発信から、AIチャットボットを活用しごみ捨て情報など様々なお問合せをLINEで対応でき、また、コロナワクチン予約システムなどオンラインで各種申請、予約や、住民票のコピーなど決済まで完結できる電子申請など様々な自治体業務をデジタル化することができます。
広報紙でもLINE公式アカウントをお知らせしている


—スマート公共ラボ with LINE SMART CITY GovTech プログラムを導入後、実際に活用してみて、以前まで抱えていた課題はどのように解決されましたか?

ご担当者:目に見える変化として「市民に対してプッシュ型で情報発信できるツールの誕生」です。また、見えづらい変化ですが「職員の情報発信に対する意識の変化」が挙げられます。

具体的には、市民に知ってもらいたい情報は、最新情報を網羅的に掲載する「市ホームページ」へ確実に掲載すること。その上で、新しい情報発信ツールであるLINE公式アカウントのプッシュ通知を活用して、市民に届け、「市ホームページ」へ誘導すること。このような意識が、少しずつ組織内に浸透しつつあると感じています。

従来までの情報発信とLINEを併用することで、より確実に市民の皆さんに情報を届けられるよう、引き続き取り組んでいきたいと考えています。


ブラッシュアップに挑戦し
市民のニーズに応えていく


—ところで、防災アラートを連携し、セグメント配信を活用されているそうですが、効果や反響はいかがでしたか?

ご担当者:既存のメール配信サービスである「さぬき市安全安心メールシステム」の配信内容をメッセージ配信できないかと相談したところ、対応していただくことができました。現時点では、防災分野に限った試験的な運用ですが、今後は市民の皆さんや防災以外の担当部署からの意見なども踏まえながら、サービス拡張も検討したいと考えています。


—今後、スマート公共ラボ with LINE SMART CITY GovTech プログラムでは、どのような新しい使い方を予定されていますか?

ご担当者:現在は非常にシンプルなリッチメニューですが、複数タブを用いたリッチメニューの提供や、災害用リッチメニューへの切替など、市民により分かりやすく情報を届けるための工夫は続けていかなくてはならないと感じています。

その際、自治体の希望・好みに合わせて自由にカスタマイズできるスマート公共ラボ with LINE SMART CITY GovTech プログラムは、手を加えるためのハードルが低く、ブラッシュアップにも挑戦しやすいことは大きな強みと感じます。

さぬき市では「小さく始める」を合言葉に、まずはサービス運用に挑戦することを大切にスタートしました。友だち登録者数は、ようやく1,200名を突破した段階ではありますが、コツコツと賛同者を増やしてきたお陰か、ブロック数は低く抑えられている状況です。今後も背伸びしすぎることなく、着実な運用を積み重ねながら、市民の皆さんに必要な情報を届け続けるアカウントとして運用を続けていければと考えています。


—では最後に、さぬき市の特色や魅力を教えてください

ご担当者:さぬき市は香川県の東部に位置し、北に瀬戸内海、南に讃岐山脈から広がる田園や文化が織りなす自然豊かな市です。市内には白砂青松の景勝地として名高い「津田の松原」、風光明媚な瀬戸内海を堪能できる大串半島があり、小豆島や岡山、遠くは淡路島まで望むことできます。

その他、アウトドアを満喫できる「シーサイドコリドール」やイルカと触れ合える「ドルフィンセンター」など、自然を満喫できる人気スポットが点在し、江戸中期に活躍した奇才平賀源内が生まれた街としても有名です。また、四国霊場八十八札所の上がり3ヶ寺である「第86番札所志度寺」、「第87番札所長尾寺」、結願となる「第88番札所大窪寺」があり、「おへんろ交流施設」も整備され、お接待と癒しの文化を育んでいます。

香川県さぬき市による自治体LINE公式アカウントの活用事例。スマート公共ラボは、LINE公式アカウントを活用し自治体業務のDXを実現できるサービス。広報のセグメント発信から、AIチャットボットを活用しごみ捨て情報など様々なお問合せをLINEで対応でき、また、コロナワクチン予約システムなどオンラインで各種申請、予約や、住民票のコピーなど決済まで完結できる電子申請など様々な自治体業務をデジタル化することができます。
瀬戸内海を一望できる「大串自然公園」
香川県さぬき市による自治体LINE公式アカウントの活用事例。スマート公共ラボは、LINE公式アカウントを活用し自治体業務のDXを実現できるサービス。広報のセグメント発信から、AIチャットボットを活用しごみ捨て情報など様々なお問合せをLINEで対応でき、また、コロナワクチン予約システムなどオンラインで各種申請、予約や、住民票のコピーなど決済まで完結できる電子申請など様々な自治体業務をデジタル化することができます。
秋に咲き誇る「コスモス畑」
香川県さぬき市による自治体LINE公式アカウントの活用事例。スマート公共ラボは、LINE公式アカウントを活用し自治体業務のDXを実現できるサービス。広報のセグメント発信から、AIチャットボットを活用しごみ捨て情報など様々なお問合せをLINEで対応でき、また、コロナワクチン予約システムなどオンラインで各種申請、予約や、住民票のコピーなど決済まで完結できる電子申請など様々な自治体業務をデジタル化することができます。
鮮やかな彩りに包まれる「大窪寺」
香川県さぬき市による自治体LINE公式アカウントの活用事例。スマート公共ラボは、LINE公式アカウントを活用し自治体業務のDXを実現できるサービス。広報のセグメント発信から、AIチャットボットを活用しごみ捨て情報など様々なお問合せをLINEで対応でき、また、コロナワクチン予約システムなどオンラインで各種申請、予約や、住民票のコピーなど決済まで完結できる電子申請など様々な自治体業務をデジタル化することができます。
子どもも大人もワクワクする「ドルフィンセンター」

自治体DX化を実現したさぬき市では、スマート公共ラボ with LINE SMART CITY GovTech プログラムを活用することで、職員の方々の意識も変化しました。これまで活用していたプル型の情報発信と、プッシュ型のLINEによる情報発信を併用することで、情報を届ける相手を強く意識するようになったとのこと。便利な情報発信ツールは、住民だけでなく職員の方々にとっても、大きな変化をもたらしたようです。

現在も全国で自治体DX化が進んでいますが、まだ導入を迷っている自治体もございます。新しい情報発信に対して苦手意識や不安がある場合でも、実際に運用してみることで、さぬき市のように新たな発見や気づきを得られるはずです。ぜひ、住民の生活の質を向上するだけでなく、職員の方々の課題も解決できるスマート公共ラボ with LINE SMART CITY GovTech プログラムの可能性を実感してみませんか?

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